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help リーダーに追加 RSS ナマスカールホテルのボビー その1 2008年11月11日

<<   作成日時 : 2009/01/15 14:17   >>

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翌朝も5時前にコーランの声で起こされる。きのうからコーランのせいで寝不足だ。しかたなく起きだして、朝から宿の隣のネットカフェでメールチェックをしていると、ナマスカールホテルで働くボビー(愛称)がやってきた。彼は英語が上手で親切な23歳のイケメンくんだ(ナマスカールホテルは、部屋は汚くてあまりお勧めできないが、働いている人たちはみな感じが良くてとても居心地が良かった)。

写真:私を使ってと訴えるインドのゴミ箱(写真と文は無関係です)
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ボビーはこれから朝食を食べに行くという。誘われたので二つ返事でついて行く。インド人と食事できるのはうれしい。ゲストハウスから歩いて5分ほどのところにある立ち食いのレストランに入る。美味しいと評判の店とのことで、ものすごく込み合っていたが、食べているのは全員男性だ(北インドでは外で食事をしている(というか、街の中でも)女性をほとんど見かけないが、南インドでは外食している女性や商売をしている女性が多かった)。店の前の水道で手を洗って並ぶと、一種類しかないらしい朝定食が自動的に出てくる。お金を払おうとすると、ボビーがおごってくれた。おお、ありがとう、感激です。

定食は豆のカレーと揚げたナンのようなもの(中に具が混ぜ込んであって、ちょっとがんもどきのような食感だ。外側はぱりっとしていて、中はふっくらでとても美味しい)が二枚添えられている。料理の写真を撮っていると(カメラを盗まれたので、残念ながら写真を掲載できません;_;)、「こいつの顔も写してやりなよ、美男子だから」などとまわりの客から声がかかる。インド人は朝からかなり陽気だ。揚げナン(正式名称は不明)はかなりのボリュームで、一枚食べただけでお腹がいっぱいになり、二枚目は完食できなかった。食べ終わると、店の中にある手洗い場で、手をきれいに洗ってから外にでるのがインド流だ。

宿に戻る途中で、ボビーが「一緒にホテルの屋上に行ってみない?」と聞く。私は、てっきり屋上カフェのようなものがあるのかと思い「へぇ、屋上があるなんてちっとも知らなかった。行く、行く」と答える。するとボビーは「先に帰って部屋で待っててくれれば、後からドアをノックして合図するから」と言う。「え、なんで?」言ってる意味がよくわからなかったが、とりあえず言われた通りに部屋で待っていると、数分後にボビーがドアをノックする。仕事中なので、他の従業員に見られたくないようだ。

写真:下ごしらえをするムンバイのサトウキビジュース屋さん
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屋上に行くと、そこにはしゃれたカフェなどなく、洗濯物が干してあるだけの狭くて汚い空間だった。「へ、なんでこんなところに?意味わかんない」ボビーはといえば、楽しげに携帯電話で私の顔を写したりなどしている。て、照れくさいぜ、ボビー。しかたがないので私もボビーの写真を撮る。ボビーは屋上の隅にある椅子のホコリを払って私に勧めてくれた。

そして、語るボビーであった:僕の故郷はインド北部のリシュケーシュだよ。6人兄弟(女4人男2人)の末っ子なんだ。15歳からは、勉強も生活も全部自分の力で賄ってきたよ(頭が下がります)。英語も独学でマスターしたし(英語はマジで上手)、大学にも行った(これは本当かどうかわからない)。でも、今の生活を続けていると、先が全部見えてしまう。だから、外国に行って働いてみたいんだ。実は今、人材派遣(インド人をオーストラリアの会社に派遣する)会社をやっているオーストラリア人から、オーストラリアで一緒に仕事をやらないかって誘われてるんだよ。僕はぜひ行ってみたいと思っている。自分の未来を自分の力で切り開いていきたいんだ!

あ、熱いぜ、ボビー。「そんなオファーがあるなら、そりゃあ行ったほうがいいよ!」と私もけしかける(笑)。でも、いろいろと問題もあって(理由を聞いたけど、もう忘れてしまいました^^;)、今すぐに行けるわけじゃないという。「でも、近い将来きっと行けると思うよ。頑張ってね!」と夢見る若者に心からエールを送る。「向こうに行ったらオーストラリア人の彼女ができたりしてね、ふふ。外国人のガールフレンドはどう思う?」

ボビーによると、3年前に韓国人の彼女と付き合っていたという。
ボビー:「でも、どうしても我慢できない問題があって別れてしまったんだ」
私:「あら、どんな問題があったの?」
ボビー:「だって、彼女は「かう」を食べるんだよ!」
私:「え、かうってなに?」
ボビー:「カウだよ、カウ。僕はヒンドゥー教徒だから、彼女がカウを食べるのだけはどうしても我慢できなかったんだ!」
私:「ああ、ビーフのことね!」

と、ついビーフと口走ってしまった私は、あわてて口をふさぐ。牛を神と崇めるヒンドゥー教徒のボビーなのだ。彼のボキャブラリーにはCOW(牛)という単語はあっても、BEEF(牛肉)なんていう罰当たりな単語があるはずがない。確かに、ボビーにとって、この食文化の壁は厚すぎるよね。日本人の私にとっては、限りなく笑い話にちかい話だったけど、ボビーの前ではとてもじゃないけど笑えなかった。(つづく)

インドのビーフ..もとい!カウです(^^;)

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ナマスカールホテルのボビー その1 2008年11月11日 おばちゃん@インディア /BIGLOBEウェブリブログ